竜王陛下のもふもふお世話係2~陛下の寵愛はとどまるところを知りません~
「やっと、俺を見たな」

 目が合ったジェラールは、ふわりと笑う。その笑顔を見たら、胸がぎゅっと締め付けられた。

(か、かっこいい……!)

 ミレイナの顔をたちまちバラ色に色づく。
 こんなに素敵な人が、自分を愛しているとか、両思いだとか、本当に夢を見ているみたいだ。

 ジェラールはミレイナの色づいた頬を愛しげに撫でる。

「なんだ? 頬が赤いな。意識してくれているのか?」

 あっさりと言い当てられた恥ずかしさから、ミレイナはふいっとそっぽを向く。ジェラールがくくっと肩を揺らして笑っているのがわかった。
 ジェラールはミレイナの肩に腕を回す。

「そうだ、ミレイナ。今晩からは毎日一緒に寝よう」
「え!?」

 告げられた思わぬ提案にミレイナは狼狽える。
 正式に結婚すれば一緒に寝るのだろうが、今から?

(ど、どうしよう。まだ心の準備が……)
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