甘溺愛婚 ~性悪お嬢様は契約婚で俺様御曹司に溺愛される~


「悪い、これ以上優しく出来ない……!」

 そう言うと彼は、私の返事も待たずに抽送を始めたの。初めて彼を受け入れたばかりの私には、彼の熱はまだ苦しくてすぐに気持ちいいと感じることは出来なかった。
 それでも聖壱(せいいち)さんの私を見る熱い眼差し、肌に触れる指先を全身で受け止めれば身体の奥からだんだん熱くなっていくようで……

 彼を受け入れた奥がジンジンと熱い。彼の動きに少しでも違う反応を見せれば、聖壱さんはその場所をしつこく刺激してくる。

 少しずつ緊張が解れ始めると、彼を受け入れている場所もゾクンとした快感がこみあげてくるようになっていく。
 ゆっくり腰を動かしたかと思えば、今度は早く。浅い場所を突いたと思えば次はずっと奥深くまで……激しく揺らされて思わず聖壱さんの背中に爪を立てる。彼の背中に傷を付けながら私は彼から与えられる快感に耐えた。

香津美(かつみ)、香津美……愛してる。」

 切羽詰まったような聖壱さんの声、だけどその声がたまらなく色っぽいと感じた。
 彼が私の中でこれほどの快感を得ている事が、私は堪らなく嬉しかった。これは私達が愛し合っているからこそ得られる快感なのだと。

「私もっ……!私も聖壱さんだけだから……あ、ああっ!」

 聖壱さんと私の熱が何度もぶつかって……今度は私の知らない世界へと連れて行かれるような気がしていた。


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