ドライブスルー彼氏
もう二度と行くことはないから関係ない。


でも、あれを利用している人の書き込みとかは見ることができるかもしれない。


自分は2度も使ってしまったし、あれに依存している人もいるんじゃないか?


そんな考えがよぎったのだ。


そんなことを調べてどうするつもりなのか、深い考えを持っていたわけじゃない。


ただ、あたしも琴葉もドライブスルー彼氏に傷つけられる結果になった。


簡単に手を出していいものじゃないと感じている。


これからドライブスルー彼氏を使おうと思っている誰かを助けることができるんじゃないか?


そんな気持ちだった。


それでも少し悩んでから、あたしは検索画面にドライブスルー彼氏と入力をした。


出てきたのは、都市伝説的な書き込みがほとんどだった。


そういうものがあるらしいという内容が多くて、少し安心した。


みんなドライブスルー彼氏に興味はあるものの、実際に行っている人はほとんどいないみたいだ。
< 96 / 159 >

この作品をシェア

pagetop