SNSストーカー
『本当に、みんなもくるの?』


『来るよ』


俺はクラスメート数人の名前を出した。


みんな彼女と仲のいい連中の名前だ。


すると彼女の緊張は少し解けたようで、自然な笑顔になった。


『わかった。それじゃあたしも参加する』


『夜の9時に校庭に集合だよ。来られる?』


『そのくらい簡単だよ』


彼女はそう言うと、俺に背を向けて歩き出したのだった。
< 133 / 141 >

この作品をシェア

pagetop