SNSストーカー
「そうだよ夏美。あたしたちがついてるからね」


彩も、あんな目に遭ったのに相変わらず一緒にいれくれる。


みんながいてくれたら少しずつ前を向けるような気がする。


自分の席に座って教科書をしまっているとき、クシャッと小さな音がして首をかしげた。


一度教科書を引き出して中を確認して見る。


机の奥に何か紙が入っているのがわかった。


クシャクシャになったソレを引っ張り出すと、ノートをちぎったものだった。


なにこれ?


教科書をしまって紙を伸ばしていく。


「え?」


スッと血の気が引いていくのを感じた。


咄嗟に教室内を確認するけれど、そこにはいつもの風景が広がっているばかり。


だけど、あたしの心臓は早鐘を打ち、呼吸が荒くなってきていた。
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