SNSストーカー
イジメ~順サイド~
一度なっちゃんの家に戻ってきた俺はまず表札を確認した。


苗字は泉と書かれている。


周囲を確認してからポストの中を確認したけれど、中は空だった。


さすがにまだ朝だからなにも届いていないみたいだ。


これは想定内のことなので、そのまま何事もなかったかのように歩き出す。


泉のなっちゃん。


ということは、泉ナナちゃんとか、泉ナツキちゃんとか、泉ナミちゃんとか。


そういう名前の可能性が高い。


いずれにしてもすでになっちゃんの家も苗字も、そして制服から学校だって俺は知っているんだ。


なっちゃんと話せる日だってきっとすぐに来るはずだ。


俺はニンマリと笑顔を浮かべ、舌なめずりをしたのだった。
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