死にたがりな君と、恋をはじめる





そういうと誠おばさんは本当にぐすっと鼻を鳴らした。











――私今日、誠おばさんと本当の親子になれた気がする。













血のつながりなんて関係のない、絆でつながった関係。















……私が、ずっと憧れていた、そんな関係に。














私は満ち足りた気分で、誠おばさんの腕にしがみついている。













……すると、誠おばさんの温かかな体温のあまりの安心感で、……いつの間にか、眠ってしまっていた。




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