イジメ返し―連鎖する復讐―
「二人とも怖い顔して……どしたの??」

「どしたの、じゃないから。アンタ、どういうつもり?なんで咲綾にバッシュ返したのよ」

廊下に出ると、ノエルが怒りを含んだ声で言った。

「……え?なに。何の話?」

SNSの話かとビクビクしていたあたしは心底ほっとした。

「とぼけんなよ。アンタ、あのバッシュ売らずに咲綾に返したでしょ!?」

「え、まさか」

確かにバッシュは学校に持ってきたけど、咲綾にはまだ返していない。

「まさかアンタにこうやって裏切られるとは思ってもみなかった」

ノエルの目は血走り、今にも殴り掛かってきそうなほどだ。
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