冷徹王子様は、あたしだけに甘い恋をする。
ソファにボスッと鞄を投げてから、こっちに向かって歩いてくる冬哉。
そして、さっきあたしがしていたように冷蔵庫を開けて中を見ながら、
「どうする?何か食べ行く?」
と、聞いてきた。
「あ、えっと、一応何か作ろうかなって思ってたんだけど……冬哉は食べたいものある?」
「そうだな……あ、じゃあ久しぶりにアレやんねぇ?」
「あれ?」
何のことか分からず首を傾げると、
「タコパ」
冬哉は少し笑ってそう言った。