🏗木村真琴建設会社🏗


『この私を振るなんて・・・酷いわ・・・ムカつく・・・この野郎・・・一発引っ叩いてやるわ・・・』


『浮気されてたの?どんな人に?』


―――それが・・・鹿波鞠子なの・・・


彼女と一緒に・・・歩いていたのよ・・・酷いと思わない?彼女に取られたのよ?


く・・悔しい・・・悔しい・・・


寝取られてしまったに違いないわ―――。


『―――鞠子の馬鹿野郎ぉぉぉ・・・泣いちゃおっか・・・』

『え・・・えぇぇぇぇ?鞠子ぉ・・・?本当なの・・・?』

『えぇ・・・もう我慢できない・・・泣いちゃうよ・・・』


―――泣いちゃいなさい・・・

それで・・・スッキリするなら・・・泣いちゃいなさい・・・


浮気をしないで・・・そう言ったらいい。

葉森奈々は顔を上げた。


―――だけど・・・振られちゃったのよ?


もう・・・戻ってこない・・・


あの鹿波鞠子と付き合いだしてるの・・・



―――好きだったのにぃぃぃぃ・・・


裏切者おぉぉぉぉ・・





< 127 / 420 >

この作品をシェア

pagetop