むすんで、ひらいて、恋をして
「アリスは全くそういうことに興味がなさそうだね? さすがに、高校生じゃアリスの相手にならない?」



「え? あ、ごめんね。そういうわけじゃないよ」



あゆみちゃんに声をかけられて慌てて顔をあげると、莉生が廊下を通りかかった。



瞬間、莉生とぱちっと目が合って、『よっ!』と莉生が目で合図した瞬間、どきっと心臓がとびはねた。





んん⁈



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