むすんで、ひらいて、恋をして
『俺は、変わらないよ』




そう言ったのは、莉生なのに。




その夜、莉生は家に帰ってこなかった。




「しばらく、お友達のところにいるって。莉生くんなりにね、考えたいことがあるんだって」




それだけ聞かされた。



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