廻る輪舞曲-めぐるロンド-
 
 十数年を経て四度目の転生で彼と出会ったとき「もう、やめましょう」と話した。

 互いが幸せならば、それで充分でしょうと──けれども、彼は「だめだ。わたしたちは結ばれなければならない。誓い合ったじゃないか」

 彼は私を懇々(こんこん)(さと)した。

 どうして結ばれなければならないの?

 尋ねたい言葉を、私は飲み込んだ。

 再会したのだから、このまま結ばれるのかと思いきや、この人生でもそれは叶わなかった。

 私が言葉を飲み込んだ瞬間、私につきまとっていたストーカーが彼を刺したからだ。

 彼は死に、血まみれの笑顔で言い放つ──

「来世で、結ばれよう」


 
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