LOVEPAIN⑦シリーズ全完結しました
「絶対に幸せにするから、俺の側に居てくれないか。
俺と付き合って欲しい」


突然のその言葉に、驚いて成瀬を見てしまう。



「意識が戻ってから、そう思ってた。
お前にはナツキが居るからフラれるだろうって思ってたけど、
次お前に会ったら、そう言おうって」


「成瀬さんって、本当に自分勝手…」



もし、まだ私がナツキと続いていても、そう言おうと思っていたなんて。


この人にそう言われたら、
また私はナツキを深く傷付けていたかもしれない。



「広子、あの卒業式の時みたいに、
もう一度だけ、俺の手を取ってくれないか」



あの日、私に差し伸べられた、
成瀬の手…。



「折れてるから、あの時みたいに伸ばせないけど」



成瀬の右手は、ギブスで固定されている。


左手も、同じような感じで。



「今度は、私が成瀬さんに手を差し伸べるから」


私は成瀬の、その手に触れた。



やっぱり、私はこの人が好きで、
誰よりも深く愛してしまっている。


本当に馬鹿なんじゃないかって、

自分で思うくらいに。






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