LOVEPAIN⑦シリーズ全完結しました
私が成瀬の病室の扉に手を掛けようとした時、
中から誰かと話す成瀬の声が聞こえた。


看護師さん?なっちゃん?


と思ったけど。


その声はどちらとも違うようで、
その声を、私は聞いた事があるような気がした。


「じゃあ、あの17歳の子連れて来たの、
あの成瀬ちゃんの所の若い子なんだ」



その声は…。


コウジロウさんだ。



なんで?なんでコウジロウさんが、
成瀬の病室に?


お見舞いなのだろうか…。



「そうなんです。

篤の紹介だから、俺も疑わず、って感じで。
ご丁寧に、その子の姉の免許証迄用意して、その姉の名前名乗って。
その姉妹、双子みたいにそっくりで」



成瀬は笑い話のようにそう言っていて。



「えー、でも、成瀬ちゃんがその子の年齢に気付かないわけないよね?」


「いやー、本当に分からなかったですよ。
濃い化粧してて、本当の顔もどんな顔してんのかも分からなくて」


「またぁ、またぁ」

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