Ice Boy*モテ姫との恋*
ちゃんと大人になったら…


交友関係も必要だし、現実をしっかり受け止めなければならない。


結局、俺がずっとしてること…


みんなから『アイスボーイ』と言われるような態度…


それは現実逃避。



1歩踏み出せば現実に戻れるのにできないのは…怖いから…。


俺は父さんが死んでから何も変わってない…


弱い人間だ…。


「昂平、ゆっくり…ゆっくり自分と向き合って考えればいいんだ。必ず答えは出るよ?」


琉威は俺の心の声を読み取るように言った。


「あぁ…。」


俺たちは教室に戻った。

琉威の言葉がずっと心に残ってる。


ゆっくりでいいんだよ…な。


自分と向き合うことが大切だよ…な。


頑張ろう。


いつか弱い自分を捨てれるように…。


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