『光と闇の伝説〈巻の弍 ローザン編〉』
「ここで待っていろ。」

そう言って連れてきた五人のうち一人を連れて奧の部屋に行った。

     刹那

「うわぁぁぁぁぁ!!」

 ガタッ

俺は、反射的に立ち上がった。

「さっき入っていった男の声だ!」

すると奧の部屋の扉が開いた。

「次の奴。こい。」

また、連れて行かれた。

少し時間がたった。

「次。」

(悲鳴が聞こえなかった!?)

俺の番がきた。

「次。最後だな。」

(俺の番が来るまでに聞こえた悲鳴の数は三人。何が起こっているんだ?)

部屋に入った。至って普通。

「そのまま目を瞑れ。」

言われた通りにした。
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