幸せとはこの事か
予想どうり通ったとしても素通りされる。15分の合図が聞こえても私は捕まる気配がないなと思った。
おきな「さむ…」
日陰ということもあって、流石にブレザーなしは寒かった。
どうせなら捕まりに行こうかとも思ったが流石に自分から捕まりに行ったらそれはそれでなんとも言えない気持ちになるしなと思い、ただただ寒さに勝とうと体を縮こませる。
するとまた足音がザッザッと聞こえてくる。
息を潜め素通りされるのを待つが素通りされるどころかどんどん足音は近くなっていく。
紅幸「おきなちゃん見っけ」
おきな「あ、かしあくん」
< 35 / 59 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop