LOVEDOUBT ホスト×女子高生
ナツキの部屋で私がスマホを持ち立ちすくんでいると、
それは電話を着信して音が鳴り出した。


その電話を掛けて来た相手が、私の母親で、
なんで?と少し驚いた。



こんな朝から、ってのもあるし、
一体、私に何の用事なのだろうか?



「はい…」



なんだか怖い気持ちで、その電話に出た。


『未央、朝からごめん。
学校?』


そう言われ、欠席の電話をしなければいけない事を思い出した。


この電話を切ったらしよう。



『私ね、ついさっき迄ナツキと会っていてね』


その母親の言葉が一瞬分からなくて。


『未央、ナツキから全部聞いた』


全部って…全部?




< 232 / 266 >

この作品をシェア

pagetop