地味同盟〜地味男はイケメン元総長〜
「大体皆極端過ぎんだよ。ちょっと前までは日高が実はイケメンだって分かって女子なんか群がってたくせに」
不満を露わにする工藤くん。
「そうそう。なんか切っ掛けさえあればまたこの状況も変わっちゃってんじゃねぇの?」
そう小林くんが同意すると、美智留ちゃんがハッとした表情で顔をあげ「それだ!」と手を打った。
何か名案が浮かんだのかと皆が視線を向けるけれど、美智留ちゃんは珍しく自分の考えに没頭しているみたいだった。
「そうよ、そっちの方向に持っていければ……あの話も利用して……」
あたし達のことを気にすることもなく、ぶつぶつと虚空を見つめている。
「……取りあえず、美智留ちゃんに任せてみるのが一番かも知れないね?」
あたしがそう呟くように言うと、皆無言で頷いていた。
不満を露わにする工藤くん。
「そうそう。なんか切っ掛けさえあればまたこの状況も変わっちゃってんじゃねぇの?」
そう小林くんが同意すると、美智留ちゃんがハッとした表情で顔をあげ「それだ!」と手を打った。
何か名案が浮かんだのかと皆が視線を向けるけれど、美智留ちゃんは珍しく自分の考えに没頭しているみたいだった。
「そうよ、そっちの方向に持っていければ……あの話も利用して……」
あたし達のことを気にすることもなく、ぶつぶつと虚空を見つめている。
「……取りあえず、美智留ちゃんに任せてみるのが一番かも知れないね?」
あたしがそう呟くように言うと、皆無言で頷いていた。