碧天の下で、純白の球、夏に泣く。

side 御白




‥眠たい。


すごく眠たい。

今にでも意識を手放して、
心地よい眠りにつきたい。

自分が、自分に語りかけているのが分かる。



でも、ここで今寝たら、大好きな人と、
もう2度と会えないような気がする。


だから、まだ寝られない。
寝てはいけない。



そう、もう一方の自分がいるのも分かる。




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