【完】素直になれない君と二度目の溺愛ウェディング

「海って…本当に前向き…。私じゃあ全然考えつかなかった事を考えちゃうんだもの。
私は駄目な女ね。頭がガチガチで。こう呼ばれるのは嫌だったのに、結局はお嬢様育ちで狭い視野でしか物事を考えられないのよ。
でも不思議ね。あなたが言えば……私の夢が叶いそうな気がする。」

「そりゃー当たり前に叶うよ。俺だよ、俺だもん。
じゃあ、さっそく今度の休日にレナちゃんの両親にご挨拶しにいこうか!
現在レナちゃんと俺は付き合っているので、まずその見合い話はなかったことにしてもらうように説得してもらおう!」

ポジティブに考える事なら得意だ。
彼女の父親が俺を認めてくれなくても、そこは認めて貰えるまで辛抱強く説得をしよう。

俺はレナを愛しているし、俺と同じだけの気持ちでレナが俺を大切にしてくれている事が分かった。

そこに問題は何もないように見える。  レナが自分の未来を俺へ全部くれると言うのならば、俺の未来も惜しみなく君に捧げる事を誓おう。

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