REAL TIME
入学~高校1年
今でも時々、不思議な気持ちにさせる…
そんな人とのお話…
中学を卒業した春休み
高校生活に必要な物を揃える為に
高校へ向かっていた。
ウチは西上 心(にしがみ こころ)
皆からニッシーと呼ばれていた。
隣には小学校から
ずっと一緒の中西ナオ
中学から一緒の吉岡みゆ
岡島海くん、山田タカ君の
5人グループで歩いていた。
色々話しながら4月から
入学予定の中央高校に到着した。
到着してすぐ受付の人から誘導され
順番に道具を揃えていく…
すると…その途中ですごく気持ちが
惹かれる人がいた…
一瞬時間が止まった様に感じた…
別にカッコいいとか
そう言うんじゃなくて…
ただただ、気持ちが持っていかれる…
他の人とは何かが違う
不思議な雰囲気を感じた。
なんか変な感じー?なんやろ…?
と思ってた
(ナオ)『ニッシー?おーい!
なにしてるん?行くでー!』と呼ばれた。
不思議な気持ちに包まれながら
一通り道具を揃えて家に向かう。
その道中もワイワイしながら帰った。
(ミユ)『イケメンおったわー!』
(海くん)『ええ加減、彼女作らなアカンわ!』
皆、口々に言いたい事を言っていた
(タカくん)『わからんわー』と
興味無しの反応…
ウチも彼氏ほしいなーとは思っていたけど
別に好きな人がいるわけでもなく…
ただ、今は昼間の人が
気になって、ずっと考えていた。
家に帰ってすぐ自分のblogを更新した。
その当時はblogとリアルタイムが
流行っていた。
リアルタイムに
''なんか忘れられへんのなんでやろ''と呟く。
すぐに『ええ人おったん?誰?』
とナオからコメントが来た。
『今日のイケメン?あたしのやから
取ったらあかんで!』とミユからも来た
「ハイハイ、取りませんし違います。」と返した。
そして、いよいよ入学式
よくある期待と不安でドキドキしていた。
あまり偏差値の高くない高校だから
これから問題とか色々起こるんかな?とか
女子同士のいざこざとかあるんかなー?とか
色んなことを考えながら過ごしていた。
すると出席番号が前のチカが声をかけてきた。
(チカ)『西上ちゃん やんな!?よろしく!
blog見たことあるよ!
同じ高校やしチェックしてた~!
早く終らんかな~ ダルいよな~』
「そ、そうやんなーこれからよろしく!」と
少し距離を保ちつつ返事をした。
退屈で、ボーっとしてると
担任紹介が始まった。うちのクラスは6組!
(チカ)『なんや、おじーちゃんやん!』と
横でチカが ガッカリしている。
確かにうちもガッカリ…
イケメンの先生で…
そこから色々発展して…
なんて漫画のような恋も
期待してたっちゃしてたし正直ガッカリかな…
そんな事考えてると…
えっ??うそ!?先生やったん…?
え?しかも隣のクラスの担任…?
心の中でドキドキが止まらなかった。
全くその人のことは知らないのに
息が苦しいくらいドキドキしていた。
その人は物品販売の時に
一目見た瞬間、時間が止まり
今まで味わった事のない
不思議な感覚に陥ったあの人だった…