同期はまさかの御曹司？☆ 番外編完結

「真由、どう言うことなの？先輩に嫌がらせされてるの？」

「嫌がらせってほどじゃないの。でもケントが心配してくれて。」

「営業の保科さんだろ？真由に言い寄ってるの。この前見かけた時におかしいなと思ったんだよ。馴れ馴れしいし。彼女いるくせにちょっかい出してんなよ、と思ってたんだよな。」
と康祐が話す。

それを聞いてケントは、
「おい、気がついてたならなんでフォローしてやんなかったんだよ。」

「いや、ごめん。こんなことになってるなんて思わなくて…。ホントごめん。」

「ううん。いいの。保科さんの彼女のうちの先輩ってもともとヒステリックなところがあったからさ。」

「ごめんね、康祐は相変わらず空気読めなくて…。」
ユイに謝られるとかえってみんなを巻き込んでしまったみたいで申し訳ない。

「今日早速ケントのこと聞かれたの。だから濁しておいたけどケントとのこと勘違いし始めてるみたいだからうまくいきそうなの。心配しないで！康祐も。　私は康介の下で定年まで働くつもりだからね！」

みんなでいつもの通り他愛もない話をしていると私の気持ちも浮上してきた。