願いだらけの私から君へ
煩わしい雑音

壊れる音楽

 あれから何もなかったかのように時は過ぎた。初樹とも前と何も変わらずに接している。
 ひねくれ者の私は素直に受け止めることができない。一人一人の発言も受け止めず、文句ばかりを思う。そんな人に恋はできない。してはいけないと思ったのは多分今ぐらいの頃。
 10月中旬になって学習発表会の時期が近づいてきた。
 五年生は劇ではなく音楽発表。すぐに器楽の練習が始まった。
 
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