願いだらけの私から君へ

辛くて苦しい噂

 席替え時が来た。
緊張と寒さで震える。今は11月下旬。もう冬になる。 
 「一班は…」
先生が発表し始めた。
私の班は初樹と万留と舞花だった。初樹と同じ班で嬉しかった私はあるミスをおかした。
 初樹は昨日から休んでいていなかった。隣の席は初樹が来てから決めようとなったが、初樹が来るまでの席を決めようと、グッチーをした。
 隣は初樹だった。
 でも、初樹がきたらまた席を変えなきゃいけない。
 「俺、舞花の隣やだ」
 万留が急にそんなことを言った。
 「え?なんで?」
 「オタクだから」
 「は?」
 舞花が怒っている。まぁ当たり前だろう。自分の好きなものを馬鹿にされたようなものだ。空気が濁ってしまった。 
 「初樹が来たら変えられるんだし、グッチーしちゃったし、我慢しようよ」
 思ったことを口にビービーと出してしまった。
 「はぁ」
 ため息をつかれた…。私だってため息したいくらい疲れたよ。友情関係だって恋愛関係だって、もう散々だよ。
 「そうゆう事で、初樹来るまでは万留は前に行って」
 そうお願いしても動いてくれない。
 もういいや…。
 「いいや、この席にしよ」
 舞花は怒って前を向きなおした。休み時間になって舞花が、怒って言ってきた。 
 「あいつなんなの?」
 「うん…」 
 「先生に言ってやる」 
そう言って先生のところへ行ってしまった。帰ってきた舞花は机を入れ替えてた。私の隣の席は初樹の席になっていた。
 「はぁ」
 なんだかため息が出てしまった。今までの溜まっていた息だろうか…。
 休み時間が終わって万留が帰ってきた。机が入れ替わったのに気づき、ため息をついていた。その後、先生にも何か言われていた。
 舞花がいなくて、私がいたので、私が変えたのかと思ったのか、次の日からは噂の嵐だった。
 
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