君の笑顔は僕の宝物
1章

始まり

「好きです!!付き合ってください!!」

みなさん。初めまして。

俺、桜威 翔葵(さくらい とあ)です。

父は惺斗。母は葵雫。

桜威という苗字は母の苗字なんです。

とまぁ、俺の紹介はここまでにして

放課後呼び出されて行ってみたら

知らない女に好きと言われました。

正直いって非常に困る。

女「あ、あのー、」

俺「なに?」

女「返事は、?」

俺「俺。悪いけどお前のこと嫌いだから」

女は俺を見てぽかーんとしている。

はぁ、早く帰りてぇのに

女「あ、あの!私、冴島 琴莉(さえじま ことり)です!今振られても私、諦めませんから!!」

俺「はいはい。」

うわぁ…めんどくさ

___冴島 琴莉…ね。

おもしれぇ女だな。

これから家に帰るとなると憂鬱だから

もう少し冴島と居たかった。

俺の父親と母親はいつまで経ってもラブラブだ

俺もあんなふうになれる奥さんが欲しいな。

俺「なぁ」

琴「はい?」

俺「このあと、用事あんの?」

琴「いえ、特にないです」

俺「ふーん。じゃあ、俺に付き合って」

琴「え!?今、告白OKしました!?」

俺「は?いや…ちが」

琴「やったぁ!これからよろしくね!」

俺「まじかよ…」

こうして冴島の勘違いで

俺たちは付き合うことになってしまった。

最悪だ…
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