★完★ヤンキー彼氏と×イチ子持ち
病室でパパと二人になり、赤ちゃんを待っていた。



その間も、私の手を握り、子供を扱うかのように頭をヨシヨシしてくれていた。



しばらくして、看護師さんが、赤ちゃんを連れて来てくれた。



パパに手渡された赤ちゃん。



ぎこちない抱き方だけど、赤ちゃんを見て、笑顔のパパ。



その姿に幸せを感じた私。



幸せな空気が三人に漂っていた。



パパはベッドで横になっている私の隣りへ赤ちゃんを寝かし、


「俺に似てる?」

「そっくり。」


「手小さいなぁ。」


「しわしわだね。」



私とパパは小さな手を触りながら笑っていた。



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