年下のかわいい後輩くんが彼氏になりました

「よし!俺が朝食作るから優菜はまだ寝てていいよ。」

「えっ?いいよ。私が作るよ」

「今日は俺に甘えてよ。甘えられたい気分なんだよ」

「ありがとう」

啓太がキッチンへ向かい、歌を口ずさみながら朝食を作ってくれている。

その間に私は着替えて、顔を洗っちゃおう。

洗面所に入って、2本並んでいる歯ブラシを見つめる。

啓太がいつの日か私のために買ってくれた歯ブラシ。

本当にこれを使う日が来たなんて。

なんかまだ夢を見ているよう。

私は着替えるためにパジャマを脱ぐと、体のあちこちに跡がついていることに気付いて。

「やだ、啓太!キスマークつけすぎだよ!こんなにたくさんあると蕁麻疹みたいで気持ち悪いって!!」

「あっはは!昨日の七三分けの仕返しだよ。覚えてろよ、って言っただろ」

「もう!啓太―!!」

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