年下のかわいい後輩くんが彼氏になりました
「そろそろ俺、帰るね。明日から部活だからさ。お母さん、お邪魔しました」
玄関を出て門まで啓太を見送りする。
「啓太、お母さんにお土産どうもありがとう。啓太の気遣いがとても嬉しい。私も見習わなくちゃね」
「そんなのは大丈夫だよ。お互いに補い合えばいいんだろ。それよかさ、次はいつウチに泊まりに来る?優菜がいないベッドはきっと寂しい」
啓太が本音をストレートに話してくれる。
「私も、啓太とバイバイするの寂しいよ。二日間一緒にいたから余計に寂しいね。お泊りはいつになるか分からないけど、これからも沢山デートしたりしようね」
「うん分かった。約束ね、優菜」
啓太は私を抱きしめて、離そうとしない。私も啓太から離れたくないって思っている。
「啓太、遅くなっちゃうから」
「うん」
「ね、啓太」
「そう言う優菜だって俺に回してる腕を解かないじゃん」
「えへっ、バレたか」
「もう、優菜。連れて帰っちゃおうかな」
「ごめんね。本当に遅くなっちゃうから。おやすみ、啓太」
「ん。おやすみ。優菜」