死神は花を狂おしい程愛してる
「……////」
思わず顔が赤くなる。
「てか、キモい…自分自身が……
花楓が言わないと、ただ俺がイタイ男みたいじゃん!
早く、言って!?」
「蒼士さん、可愛い…///」
「あ?そうじゃないだろ!?
俺は、花楓におねだりされたいの!?
ほら…言えよ……」
グッと顔が近づき、囁かれた。

「……////
そ、蒼士さん…この、レストラン…行きたいの……
連れて…行って…?」
「フフ…///
可愛い~!いいよ!じゃあ…明日行こうね!」

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
次の日蒼士が仕事から帰ってくるなり、紙袋を渡され着替えさせられた。
レストランが、ドレスコードの為だ。

「花楓…思った通り、綺麗……」
「こんな素敵なドレス…ありがとう」
ドレスを見ながら、ニコニコ微笑んでいる花楓。
「うん、どういたしまして。
………///」
「蒼士さん?」
「可愛い…///一回ここで、キスさせて?」
「ダメ…リップ……ついちゃう…」
口唇がくっつく寸前で、なんとか止めた花楓。
「でも、花楓が可愛いから悪い……少しだけ…させて…」
「ンンン……」
でも蒼士は一度口唇が重なると少しでは収まらず、結局貪るように花楓の口唇を味わったのだった。

洋次がドアを開けてくれ、乗り込んだ。
車内でもずっと蒼士は、花楓にぴったりくっつき見つめている。
とにかくカッコいいや、綺麗などでは表現できない程の容姿の蒼士。
そんな人に見つめられると、照れるに決まっている。
「蒼士さん、恥ずかしい…」
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