彼の溺愛 致死レベル ゾルック 四人目
一度口から出た、憎しみの想いは
あふれ出したら止まらない。
怒鳴り声も飛び出てしまう。
「心臓が痛くてたまらなかった
1年前だって。
今日のパレードの時だって。
泣いてる私を無視したのは、
氷牙さんじゃないですか!」
私の涙腺が緩む。
「救急車を待っている時だって
激痛だったし! 心細かったし!」
悔し涙が
瞳に滲みそうになるのが嫌で、
声をさらに荒げてしまう。
「氷牙さんに、
ずっと傍にいて欲しかったのに!!」