モテすぎる男子から、めちゃくちゃ一途に溺愛されています。

「ふたりとも、あの水着なに!」

「あー!よかったっしょ?帰り際にすり替えといたの」

「え、じゃあ私の水着は……」

「ちゃんと新品未使用でフリマアプリに出しといた!」

とドヤ顔の萌ちゃんに頭を抱える。

「そんな顔してるけど、美乃里、なんだかんだちゃんと着たんだもんね。可愛いな〜えらいえらい」

「……やめてよさゆちゃん」

水着自体は正直かわいいなと思ったけど。

「来年の夏、絶対あれ着て海行こうよ!」

「いいね!果歩くんも誘ってさ!」

いやいや。
なんでここであの人の名前が出てくるのよ。

名前を聞いたせいで、夢に出てきた水牧くんを思い出してしまってすぐに首を横に振ってかき消す。

「水着、果歩くんもさぞ喜んでいたことだろうよ」

「果歩くん、何か言ってた?」

「別に……」

「もー」

と萌が口を尖らせる。

そんな顔されたって、人に話せるようなこと言われてないし。
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