モテすぎる男子から、めちゃくちゃ一途に溺愛されています。
Chapter12「もっと、したい」

あれから、私は着替えて、パパと双子と一緒に学園祭を回ることになって。

双子にクレープを食べさせることに無事成功した。

ふたりともすっごく喜んでくれて。
改めて、私はこの笑顔を見るのが幸せだと実感して。

パパは私に色々聞きたいことがありそうな様子だったけど、やっぱり聞いてくることはなくて。

まるで、パパはこうなることが全部わかってたみたい。

双子ははじめての高校の学園祭に、終始大興奮で、はしゃぎ回る彼らが迷子にならないよう制御するのでいっぱいだった。

そして、気付けば学園祭は最終日を迎えた。

「美乃里、果歩くんと会わなくて本当にいいの?」

「いや、昨日散々一緒にいたし……初日、ふたりと回る約束すっぽかしてしまったし、ほんとごめんっ」

水牧くんとどう接したらわからないし。正直今は、会っても自分が挙動不審になってしまいそうだから。

クラスが別で本当に良かったと思う。
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