【完】孤独なメイドは執事を独り占めしたい
ルイス様、部屋に戻ったかな?

ポプリ、気にってくださったかな?

気になって眠れないよ。

そう思っていたが、昨夜も徹夜したのですぐに眠りについてしまった。

朝になると、アルマの部屋をノックする音が聞こえた。

その音でアルマは目が覚めた。

「誰だろう。こんな朝早くに」

ドアを開けるとそこにはそこにはルイスが立っていた。

「おはよう」

「な、なんでルイス様が!?ちょっと待ってください。ボク今、パジャマだし。髪だって...」

「悪かった。少し待ってやる。用意が出来たら呼んでくれ」

「はい」

うぅ...またルイス様にボクのはしたない姿を見せてしまった。

もっと、綺麗な姿をルイス様に見てほしいのに。

メイド服に着替え、髪も整えてルイスを部屋に招いた。

「このジャケット、ありがとうな。それにこれも」

ルイスはポケットからアルマから貰ったポプリを出した。

「お気に召していただいてありがとうございます。それと、申し訳ございません...!先日は失礼な態度をとってしまって」
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