【完】孤独なメイドは執事を独り占めしたい
「くしゅん!はっ、くしゅん!」

風邪引きそう。あれから何時間経ったんだ。

ボクメイドで良かった。スカートが長いから足を冷えを抑えてくれる。

ルイス様、怒っているだろうな。

それかアルーシャ様と居たりして...そんな訳ないよね?

ルイス様は仕事をサボる事なんて絶対しない。

「ルイス様...」

アルマの目から涙が零れ落ちた。

「アルマ...!」

ルイス様?今、ルイス様の声が...。

「アルマ、ここに居るのか?!」

「はい!ボクはここに居ます!」

やっぱりルイス様だ...!来てくれたんだ。

ルイスは鍵を開け、扉を開いた。

ルイスの目に飛び込んできたのはアルマの泣いた顔。

それに驚いたルイス。

そしてアルマは安心して涙が止まらなくなった。

「ルイス様。ボク、怖かったです...。凄く」
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