【完】孤独なメイドは執事を独り占めしたい
「アルマ。いつでも帰っておいで。もう我慢する必要は無い。これからは父親である俺を頼ってくれ」





「お父様...。あ、これ。ボクからのプレゼントです」





アルマは以前、ルイスに渡した同じバラのポプリをライアンに渡した。





「お前が育てたバラか。いい匂いだな。ありがとう」





「どういたしまして。それじゃあお父様。お気をつけて」





「ああ。皆さんお世話になりました。今度はパーニスに来てください。ルイス君」





ライアンはルイスの近くに行き、周りに聞こえない程度の声で話した。





「俺はまだアルマを嫁にやる訳には行かないからな?」





「はぁ!?」




突然の発言に驚きを隠せなかったルイス。アルマはその様子を不思議そうに見ていた。





何を話しているんだろう?ルイス様、なんだか慌てているような...。珍しいな。





ルイスとの話を終えたライアンは皆に手を振り、パーニスへと帰って行った。









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