光に向かって
その瞬間の記憶はない


ただ

周りの歓声が頭の中の中に

響き渡っていく


「よっしゃぁぁぁあぁぁぁ!
音弦、よくやったよ!
5年ぶりの優勝だぁぁ!」





僕は放心状態だった





サッカー部に入ってから



仲間と共に目指してきた優勝



夢見てきた優勝



5年ぶりの優勝





この試合


僕たちが勝ち取ったなんて





うれしさと


感動と


今までの思い出が入り交じって



思考が停止していた
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