どうすれば良いの?
航平
「莉子。美味い!! ありがとう。
食べてる途中だけど、ちょっと莉子に見てもらいたい書類があるんだ」

莉子
「え? 何?」

航平
「ちょっと待ってな。カバン、カバン。
う〜んと、 あった。 ハイ莉子!」

それは、香水などの写真がついたどこかの会社のホームページをコピーされたものが、何枚もあった。

もう一部は、それを手書きで日本語訳したものだった。
その書類の束がたくさんある。

航平
「ちょっと恥ずかしいけど、手書きの方は俺の直訳なんだわ……
莉子がもし南米に行ったとしてもしなくても役立つかなぁって思って調べたんだ。

①の印つけたアルゼンチンの会社は日本にも店舗での販売を始めたみたいだし、
他にもいろんな会社の社員の応募要項があったのを調べてみたんだ。
日本からでも応募してみたらどうかと思ってさ!」

莉子
「え? 私の就活を考えてくれたの?……」

航平
「そりゃあ、俺の大事な彼女だし?
2人の今後についても2人で協力していこうと思ってさ!」

莉子は、手にした4社分もある書類を見つめた。

航平は私の事も全部受け止めてくれる覚悟があるんだと思い知らされた。
仕事や勉強の合間に私の就活の事を調べてくれていたんだ……

涙が出てきた… 自分の事ばかりしか考えていなかった自分が情けなかった。

航平
「え? 莉子? どうしたんだよ。
何で泣いてるんだよ?俺、何かイヤな事した?」

莉子
「違う。 航平さんは…私の就活の事も……
考えてくれてたんだね。……ありがとう。」


航平
「そりゃあそうだろ? 俺のワガママで莉子の夢を諦めて欲しくないじゃん!」
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