どうすれば良いの?

それから専門学校への入学の為、いろんな手続きをし、パパとママが東京の1人暮らしは心配だと言って、学生用のマンションを一緒に内覧して決めた。

4月から東京の専門学校へ通う事になった莉子。
航平さんにも話しをしている。
航平さんも東京での1人暮らしに心配していた。

地元のバイトは2月までさせてもらい。
春休みで地元へ帰省した紗羅とお互いの近況報告をした。

駅前で待ち合わせをした私たち

紗羅
「莉子〜!! お久しぶり!」

莉子
「紗羅〜!!」

駅前のハンバーガー店でおしゃべりをする事にした私たち。

紗羅も看護大学で頑張ってるみたい。
最近、友達に誘われた合コンで知り合った気になる男の子がいるらしい。

私も航平さんと順調だと報告する。

紗羅
「ねぇ、莉子。そのネックレスって、以前話してた航平さんからのプレゼント?凄く可愛いね!」

莉子
「うん。このお揃いのイヤリングもなんだ!ふふふ。」

紗羅
「お〜! 愛されてますね〜莉子。安心したよ〜」

莉子
「でもさ、やっぱり7つも年上だしワガママ言ってウザがられないようにしてるんだ」

紗羅
「え? そうなの?莉子のワガママって?」

莉子
「例えば… 毎日会いたいとか〜誕生日の日くらいは会いにきて来て欲しいとか?」

紗羅
「莉子の誕生日に航平さんと会えなかったの?」

莉子
「会ったよ! 私が仙台へ行ったしプレゼントもこのイヤリングだったし…
でも、仕事を休んで一日中2人で一緒にいたいというか…
だから、私のワガママなんだよ。」


紗羅
「そうかあ、航平さんは店長さんだもんね。なかなか休みも取りにくいのかぁ。」

莉子
「うん。会社の状況がわかるだけに、ワガママ言って困らせたくないんだ。」

紗羅
「でも莉子が東京で1人暮らしなら、結構会えるようになりそう?」

莉子
「う〜ん。航平さんさ、社内の試験とか資格をたくさん受けてて、夏に航平さんがどうしても合格したい試験があるらしくて、秋からは東京に遊びに行くって言ってくれてるかな?」

紗羅
「そうなんだ。じゃあ秋から楽しみだね!」

莉子
「うん!」
紗羅とは夕方まで地元の繁華街で洋服をみたり、夕飯もお洒落なカフェで食べてから別れた。

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