【完結】最高糖度のキミが好き

「大丈夫、ちゃんとそこは調整するから。安心して? ちゃんと五十嵐さんの両親が手間かからないようにするから」



 日野くんは私から封筒を受け取ると、ポケットから自分の財布を取り出して、何やら入れ替えをしはじめる。いくつか入れ替えた後、彼は私の方へ顔を向けた。



「じゃあ、はい。初回の分と、明日の分。これ以上は増額以外譲る気無いから。今日は美味しいお弁当作ってくれてありがとう。俺明日昼頃来るから、先ここ来て開けておいて」

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