【完結】最高糖度のキミが好き




「そっか。ねえ。急で申し訳ないんだけど今日時間ある? 実はちょっと買い物に付き合ってほしくて、五十嵐さんいないと駄目でさ……」



「え、う、うん、大丈夫、だよ?」



「ありがとう。じゃあさ、駅前のショッピングモールの時計台前に来てくれないかな」



 学校の前には、駅に向かうバスの停留所がある。皆そこを使うから時刻表は校舎内のいたるところに張り出されていて、そばにあった張り紙を見つけるともうすぐ出発の時刻になっていた。





「分かった。バスすぐ来そうだからもう行くね」



「ごめんね。よろしくー」
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