キミだけは推さない、!( º言º)
むしろ、わたしは亜依がチャラい野郎に引っかからないか心配だ。
「今日は、ほんとありがとー!」
「気をつけてね」
「アキラも」
「帰ったらメッセ入れといて」
「オッケー」
大きく手を振る亜依に小さく手を振り返すと、電車に乗り込む。
つ……疲れた。
一度でいいかも。こういうのは。
思ったより楽しかったけど。体力的に。
……トウヤさんのライブどうしよ。
人気あるバンドならクラスの子にあげても喜んで行ってくれそうではある。
ただ、あの男を亜依に近づけたくはないし
渡されたわたしが行くべきなんだろうな。