キミだけは推さない、!( º言º)


「そのマンション、学校から近いの?」

「んーん。電車」

「そこは送迎つきじゃないんだ」

「……そんなことまで頼めないよ」


送り迎えしてくれるって言ってくれたのを、断った。


「電車通学、興味あったし」

「楽しいの最初だけだってー。混むし、遅れるし、痴漢にはあうし」


亜依は、電車通学の過酷さを痛感してるようだ。


「カッコいい男の子と出会えることもないしー」


出会いか。

べつに求めてはないけど。


「これからは途中まで一緒に帰れるね」

「買い食いしよ!」

「いいね」

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