キミだけは推さない、!( º言º)


これといって予定もないし、亜依といると飽きないから行かない理由はない。


たけど、いつからだっけ。


『ダメだよ、アキラ』

『パパの言うことを聞くんだ』


好奇心をなくしたのは。


ずっと伸ばしていた髪を切られ、スカートを捨てられたあの日だったろうか。


それとも自由をなくす前から、わたしには、なりたい自分なんてものがなかったのかもしれないな。


「プレゼントひとつ用意しておいてね」

「その前にテストあるね」

「いやーっ!」

< 80 / 248 >

この作品をシェア

pagetop