この恋は狂暴です
・ ・ っ え ? か、かおるっ。
だ、
「だめだよっつ!!!薫っ!! それ以上はダメ―――――――っつ!」
私は叫んでいた。
絶対にあの3人、殺される!
そんなのダメっ!薫っ、薫っ!!
「―――――あ?・・っつ!!の、乃野っ ・・
は ―――― ・・はぁっ。」
薫は息を整え始めた。
「っつたく!あいかわらず歯止めきかねー奴っ!」 そう言い、仲間たちは、薫の腕から男を離すと部屋へと引きずりこんだ。
私の手首に縛られていた紐は仲間の1人が外してくれ、やっと自由になった体を起こし、薫の元へ行こうと
フラッ。 「わ・・っ、」
ガシッ! 「!!」
ふらついた私の体は薫が支えてくれてた。
「かお・・る ・・また、助けてもらっちゃった ・・ ね。」
そう言う私を薫は思いっきり抱きしめてくれた。
ガンガンガンガンっ
「乃野っ!」 「乃野さんっつ!」
泉とななちゃん。 あ・・ ななちゃん泣いてる。
泉は薫を引き剥がし、私の前へ来てじっと見つめた。
「大丈夫。泉、私、犯られてないよ。」 そう笑って言うと
えっ?!
い、泉っ?か、薫もっ?
ヘナヘナ~って床にうつ伏せた。 ななちゃんはあいかわらず大泣きしてる(笑)
泉とななちゃんに抱きかかえられ、ななちゃんが持ってきてくれた靴を履いて、私はその部屋から出た。
薬を嗅がされて連れ込まれたから、ココがどこか全くわからない。
どうも2階だったらしく、部屋を出ると足場のような鉄の階段があった。
辺りには伯子夜の人たちが血を流して倒れ込んでいる。
そして
それと同時に見えた光景―――。
「えっ!?ち、ちょっと?なっ、に? この人たち―――――――――っつ?!」
目に飛び込んできたのは、
特服を着た大ちゃんと総長さん(和己さん) そしてそれを率いるLALIELの皆さん。
あと・・
あのドクロは!えっ?!スカルドールっ?!!
それになんかギャング系の人達もいる。 ん?・・ 多数チャラ男も。
「えっと、この人達って?」
私が顔を引きつらせて泉に聞くと、
「っつたく!あせったわよっ!桃から連絡受けたときはっ!」
「へっ?」
泉? 質問への返答内容が ・ ・ ちがくない?
「だからっ!テンぱって、ありとあらゆる奴ら集めちゃったのよっつ!!」 泉は口を尖らせた。
「でも、その人数のおかげでココ見つけられたんだし」 薫の目が緩む。
「チャラ男はななの仲間だけどね」 泉は目を細めて言う。
ななちゃんはプーと頬を膨らませて、
「だって、なんか情報持ってると思ったしー」とむくれた。
「うん♪その情報のおかげで助かったよ、なな♪」 薫がなだめている。
どうも、ななちゃんが仲間?のギャル男達に連絡したところ、伯子夜のバイクが同じ方向に何台も走って行くのを見たらしく、ソレをななちゃんに教えてくれたらしい。
それを聞いたななちゃんは薫と桃に伝え、すぐに桃がまた泉に連絡を入れて・・ってカンジで、この顔ぶれになったみたい。
はぁ―――・・まったく
この人達、マジハンパないっていうか。敵にしたくない ・・ ね。
「いったっ!ちょっ!離して!」
その声に振り向くと、
「美和っ!!」 LALIELの人達に腕を掴まれて、それでも必死にもがいてる。
私の顔を見ると、プイッって顔を歪めソッポを向いた。
~~~~~~~~~~~っ!!くっ! さっきの怒りが込みあげてくる。
ガッツ!!
「え?」
「ゲホッ!」 美和が口から血を吐いて倒れ込んだ!
へ ・ ・ ?足? え?――――っとぉ、え? かっ、薫っ?
美和のお腹にケリを入れてたのは薫で、・・――、 え―――!
すぐに美和の髪の毛を引っ張り上げ、
「コラ、佐井どこよ?」と睨んでる。
ほ、ホントに女だろーが容赦ないんだっ、薫っ!
完全に昔に戻ってるし―――
「し、知らないよっ!!」 そう美和が言った瞬間、
バサッ。
――――――――――――――――――っ?!えっ!
「キャ―――――――――――――――――――ッ!!」 美和の悲鳴が響き渡る。
薫の手から ・・ 美和の長い髪はパラパラおちた ・ ・ ・?
もう片方の手には、 ・・え ・カランビット? ※格闘用ナイフ
薫は美和の髪の毛を根元から切り落としていた。
「今度は髪じゃねーぞ?」 薫が凄むと、さすがに美和は観念したらしく、
「うっ、瑞樹は ・・もう ・・・ どっか行っちゃったよっ! ・・ うっ ・・・う ・・」 と泣き出した。
「フカシてんじゃないよっ!」 泉が叫ぶ。
「うっ ・・うっ ・・ホントだよっ! ・・ さっき連絡した時はもう ・・つながらなくてっ ・・・く・・う」
「はぁ。あんた使われるだけ使われて捨てられたんだ。」 泉が容赦なく言う。
その言葉に美和は泣き崩れた。
「薫、どうする?佐井の事だから、たぶん見つからないぞ?」 大ちゃんの言葉に薫は、
「ふ。こんな事だろーと、思ってたよ。」と口元を緩める。
そして、
「大丈夫、佐井の逃げ足が速いってのは想定内。もう別部隊で追わせてる。たぶん、もうそろそろ」
~~~♪~~~~♪ 「きた!♪」 薫はニッと笑うとスマホを取り出した。
かかってきた相手はたぶん、薫が今言ってた仲間の人。
その電話に出ると、薫は
「ふ。サンキュ」 それだけ言い終わった後、皆を見渡し
「捕まえたぜ、あのヤロ。」 鬼の顔でそう言った。
「はぁ~ホント、策士だわ!」 泉が薫の腕を叩く。
「まったく、こいつだけは敵にしたくねぇよな。」 「ああ 」 和己さんと大ちゃんが頷く。
「薫く~んカッコいい~~♪」 ななちゃんはあいかわらずで(笑)
――――――――――――って!あ、あれ?
そういえば、
「桃は?」 私はいつもいる桃の姿が見えないのに気付き薫に聞いた。
「桃弥は今、佐井を追ってる連中と一緒にいる。 あいつもかなりキレテたから 早まったコトしなければいいけどな。」
薫のその言葉に、そこにいる皆から 「お前が言うなっ!!」と言われてた。(笑)
―――っも。冷静なんだか、ホントわかんないね薫って(笑)
「この人数でこれ以上動くと目立つな。情報だと佐井の他には2人しかいないんだろ?薫。」 大ちゃんが聞く。
「佐井と、伯子夜総長の真木。 それに特攻の北地。」
「ふ~~~~~~~ん♪」 和己さんの目が変わり、
「じゃ、俺と大紀だけでいいんじゃね?」と言った。
「は?」
皆して和己さんの言葉に驚く ・・ が
「ま、たしかに、総長と大紀さんとでやれるよな。」 「ああ、楽勝?ってヤツだろ。」
「んじゃ、俺ら、とりあえず帰ります!」 「また、なんかあったら呼んでくださいよっ!」 皆、そう言って散った。
「おう、今日はサンキューなっ♪」和己さんが手をあげて言う。
「焼肉、おごりでな。」 そう言って帰っていったのは、スカドルの総長さんみたいで、和己さんは顔を引きつらせていた。
ギャル男達は、一応安全みたいだからとりあえず、ななちゃんと一緒に帰らせ、
他の人達は、泉に「散れ。」 と言われて帰っていった。
(泉―――女王っ?!)
残ったのは、和己さん、大ちゃん、泉 。あたしと薫。
・・そして泣き崩れている美和。
「佐井を追ってるのは誰?1人は桃だけど、後は?」泉が薫に聞くと、
薫はチラッと和己さんと大ちゃんを見て、
「桃とぉ・・――テンと、あおい。」
「!!は?あ? 薫っ! テンとあおいって、まったくウチの特攻つかってくれちゃって、まぁ。」 大ちゃんが頭をかきながら言った。
「ホント、薫は昔っから、はあ。」和己さんも呆れてる。
どうやら、桃と一緒にいる、あとの2人はLALIELの特攻のようで、族を抜けた薫が動かしていい人達ではない。
「ま、今回はしょーがねぇか、でも一応、ケジメだけはつけねぇと ・・な♪大紀っ♪」
和己さんはなにやら楽しそうに大ちゃんに目くばせした。
「う―――ん♪そうだねぇ、薫。覚悟しておけよ?♪」 大ちゃんもニンマリ笑ってそう言った。
「~~~~~~っつ!!わ、わかったよっ!」
そう顔を歪ませ薫が答えると、和己さんと大ちゃんはバイクのエンジンをかけた。
「ちょっと、こいつどおする?」 泉が美和を指さしてる。
「・・あのさ。」 薫が私と泉を見て言いかけ、
「これから先は俺らで行くから、乃野と泉はくるな。」 と続けた。
「はっ?!なに言ってんの?薫っち!(怒)」 泉が怒鳴る。
「か ・・おる? 」
あたしは不安になった。
だって、そう言った薫の顔はまだ ・・ 瞳の中に怒りが残ってて。口調は落ち着いているけど、それが、かえって ・・危ないみたいな。
「薫っ ・・「泉!」 泉の叫びを大ちゃんが止めた。
「大紀、」
「薫の言うとおりにしろ、大丈夫。」 そう大ちゃんは言って微笑んだ。
そんな大ちゃんを見て、泉はようやく納得したのか下を向いて唇を噛んでる。
「薫 ・ ・ 」暗い顔をしている私に薫は、
「乃野が心配するような事はしないから、安心して待ってな。」
そう言って私の頭を撫でた。
そうして、和己さんと大ちゃんと ・・薫はバイクを走らせ行ってしまった。
だ、
「だめだよっつ!!!薫っ!! それ以上はダメ―――――――っつ!」
私は叫んでいた。
絶対にあの3人、殺される!
そんなのダメっ!薫っ、薫っ!!
「―――――あ?・・っつ!!の、乃野っ ・・
は ―――― ・・はぁっ。」
薫は息を整え始めた。
「っつたく!あいかわらず歯止めきかねー奴っ!」 そう言い、仲間たちは、薫の腕から男を離すと部屋へと引きずりこんだ。
私の手首に縛られていた紐は仲間の1人が外してくれ、やっと自由になった体を起こし、薫の元へ行こうと
フラッ。 「わ・・っ、」
ガシッ! 「!!」
ふらついた私の体は薫が支えてくれてた。
「かお・・る ・・また、助けてもらっちゃった ・・ ね。」
そう言う私を薫は思いっきり抱きしめてくれた。
ガンガンガンガンっ
「乃野っ!」 「乃野さんっつ!」
泉とななちゃん。 あ・・ ななちゃん泣いてる。
泉は薫を引き剥がし、私の前へ来てじっと見つめた。
「大丈夫。泉、私、犯られてないよ。」 そう笑って言うと
えっ?!
い、泉っ?か、薫もっ?
ヘナヘナ~って床にうつ伏せた。 ななちゃんはあいかわらず大泣きしてる(笑)
泉とななちゃんに抱きかかえられ、ななちゃんが持ってきてくれた靴を履いて、私はその部屋から出た。
薬を嗅がされて連れ込まれたから、ココがどこか全くわからない。
どうも2階だったらしく、部屋を出ると足場のような鉄の階段があった。
辺りには伯子夜の人たちが血を流して倒れ込んでいる。
そして
それと同時に見えた光景―――。
「えっ!?ち、ちょっと?なっ、に? この人たち―――――――――っつ?!」
目に飛び込んできたのは、
特服を着た大ちゃんと総長さん(和己さん) そしてそれを率いるLALIELの皆さん。
あと・・
あのドクロは!えっ?!スカルドールっ?!!
それになんかギャング系の人達もいる。 ん?・・ 多数チャラ男も。
「えっと、この人達って?」
私が顔を引きつらせて泉に聞くと、
「っつたく!あせったわよっ!桃から連絡受けたときはっ!」
「へっ?」
泉? 質問への返答内容が ・ ・ ちがくない?
「だからっ!テンぱって、ありとあらゆる奴ら集めちゃったのよっつ!!」 泉は口を尖らせた。
「でも、その人数のおかげでココ見つけられたんだし」 薫の目が緩む。
「チャラ男はななの仲間だけどね」 泉は目を細めて言う。
ななちゃんはプーと頬を膨らませて、
「だって、なんか情報持ってると思ったしー」とむくれた。
「うん♪その情報のおかげで助かったよ、なな♪」 薫がなだめている。
どうも、ななちゃんが仲間?のギャル男達に連絡したところ、伯子夜のバイクが同じ方向に何台も走って行くのを見たらしく、ソレをななちゃんに教えてくれたらしい。
それを聞いたななちゃんは薫と桃に伝え、すぐに桃がまた泉に連絡を入れて・・ってカンジで、この顔ぶれになったみたい。
はぁ―――・・まったく
この人達、マジハンパないっていうか。敵にしたくない ・・ ね。
「いったっ!ちょっ!離して!」
その声に振り向くと、
「美和っ!!」 LALIELの人達に腕を掴まれて、それでも必死にもがいてる。
私の顔を見ると、プイッって顔を歪めソッポを向いた。
~~~~~~~~~~~っ!!くっ! さっきの怒りが込みあげてくる。
ガッツ!!
「え?」
「ゲホッ!」 美和が口から血を吐いて倒れ込んだ!
へ ・ ・ ?足? え?――――っとぉ、え? かっ、薫っ?
美和のお腹にケリを入れてたのは薫で、・・――、 え―――!
すぐに美和の髪の毛を引っ張り上げ、
「コラ、佐井どこよ?」と睨んでる。
ほ、ホントに女だろーが容赦ないんだっ、薫っ!
完全に昔に戻ってるし―――
「し、知らないよっ!!」 そう美和が言った瞬間、
バサッ。
――――――――――――――――――っ?!えっ!
「キャ―――――――――――――――――――ッ!!」 美和の悲鳴が響き渡る。
薫の手から ・・ 美和の長い髪はパラパラおちた ・ ・ ・?
もう片方の手には、 ・・え ・カランビット? ※格闘用ナイフ
薫は美和の髪の毛を根元から切り落としていた。
「今度は髪じゃねーぞ?」 薫が凄むと、さすがに美和は観念したらしく、
「うっ、瑞樹は ・・もう ・・・ どっか行っちゃったよっ! ・・ うっ ・・・う ・・」 と泣き出した。
「フカシてんじゃないよっ!」 泉が叫ぶ。
「うっ ・・うっ ・・ホントだよっ! ・・ さっき連絡した時はもう ・・つながらなくてっ ・・・く・・う」
「はぁ。あんた使われるだけ使われて捨てられたんだ。」 泉が容赦なく言う。
その言葉に美和は泣き崩れた。
「薫、どうする?佐井の事だから、たぶん見つからないぞ?」 大ちゃんの言葉に薫は、
「ふ。こんな事だろーと、思ってたよ。」と口元を緩める。
そして、
「大丈夫、佐井の逃げ足が速いってのは想定内。もう別部隊で追わせてる。たぶん、もうそろそろ」
~~~♪~~~~♪ 「きた!♪」 薫はニッと笑うとスマホを取り出した。
かかってきた相手はたぶん、薫が今言ってた仲間の人。
その電話に出ると、薫は
「ふ。サンキュ」 それだけ言い終わった後、皆を見渡し
「捕まえたぜ、あのヤロ。」 鬼の顔でそう言った。
「はぁ~ホント、策士だわ!」 泉が薫の腕を叩く。
「まったく、こいつだけは敵にしたくねぇよな。」 「ああ 」 和己さんと大ちゃんが頷く。
「薫く~んカッコいい~~♪」 ななちゃんはあいかわらずで(笑)
――――――――――――って!あ、あれ?
そういえば、
「桃は?」 私はいつもいる桃の姿が見えないのに気付き薫に聞いた。
「桃弥は今、佐井を追ってる連中と一緒にいる。 あいつもかなりキレテたから 早まったコトしなければいいけどな。」
薫のその言葉に、そこにいる皆から 「お前が言うなっ!!」と言われてた。(笑)
―――っも。冷静なんだか、ホントわかんないね薫って(笑)
「この人数でこれ以上動くと目立つな。情報だと佐井の他には2人しかいないんだろ?薫。」 大ちゃんが聞く。
「佐井と、伯子夜総長の真木。 それに特攻の北地。」
「ふ~~~~~~~ん♪」 和己さんの目が変わり、
「じゃ、俺と大紀だけでいいんじゃね?」と言った。
「は?」
皆して和己さんの言葉に驚く ・・ が
「ま、たしかに、総長と大紀さんとでやれるよな。」 「ああ、楽勝?ってヤツだろ。」
「んじゃ、俺ら、とりあえず帰ります!」 「また、なんかあったら呼んでくださいよっ!」 皆、そう言って散った。
「おう、今日はサンキューなっ♪」和己さんが手をあげて言う。
「焼肉、おごりでな。」 そう言って帰っていったのは、スカドルの総長さんみたいで、和己さんは顔を引きつらせていた。
ギャル男達は、一応安全みたいだからとりあえず、ななちゃんと一緒に帰らせ、
他の人達は、泉に「散れ。」 と言われて帰っていった。
(泉―――女王っ?!)
残ったのは、和己さん、大ちゃん、泉 。あたしと薫。
・・そして泣き崩れている美和。
「佐井を追ってるのは誰?1人は桃だけど、後は?」泉が薫に聞くと、
薫はチラッと和己さんと大ちゃんを見て、
「桃とぉ・・――テンと、あおい。」
「!!は?あ? 薫っ! テンとあおいって、まったくウチの特攻つかってくれちゃって、まぁ。」 大ちゃんが頭をかきながら言った。
「ホント、薫は昔っから、はあ。」和己さんも呆れてる。
どうやら、桃と一緒にいる、あとの2人はLALIELの特攻のようで、族を抜けた薫が動かしていい人達ではない。
「ま、今回はしょーがねぇか、でも一応、ケジメだけはつけねぇと ・・な♪大紀っ♪」
和己さんはなにやら楽しそうに大ちゃんに目くばせした。
「う―――ん♪そうだねぇ、薫。覚悟しておけよ?♪」 大ちゃんもニンマリ笑ってそう言った。
「~~~~~~っつ!!わ、わかったよっ!」
そう顔を歪ませ薫が答えると、和己さんと大ちゃんはバイクのエンジンをかけた。
「ちょっと、こいつどおする?」 泉が美和を指さしてる。
「・・あのさ。」 薫が私と泉を見て言いかけ、
「これから先は俺らで行くから、乃野と泉はくるな。」 と続けた。
「はっ?!なに言ってんの?薫っち!(怒)」 泉が怒鳴る。
「か ・・おる? 」
あたしは不安になった。
だって、そう言った薫の顔はまだ ・・ 瞳の中に怒りが残ってて。口調は落ち着いているけど、それが、かえって ・・危ないみたいな。
「薫っ ・・「泉!」 泉の叫びを大ちゃんが止めた。
「大紀、」
「薫の言うとおりにしろ、大丈夫。」 そう大ちゃんは言って微笑んだ。
そんな大ちゃんを見て、泉はようやく納得したのか下を向いて唇を噛んでる。
「薫 ・ ・ 」暗い顔をしている私に薫は、
「乃野が心配するような事はしないから、安心して待ってな。」
そう言って私の頭を撫でた。
そうして、和己さんと大ちゃんと ・・薫はバイクを走らせ行ってしまった。