とある先輩の、歪んだ狂愛。




あなたは高槻 周なんだから。

そんな3年が1年のわたしなんかを構ってるって知られたらどうなると思うか分かってるでしょ。


こんなのは序の口。



「あー、怖いの?自分がもっともっと不利な状況になるから」


「…ちがいます」


「それを俺のせいにしてね、うんうんめでたい脳内だ」



どうしてそういう解釈になるの?

どう考えてもそんなことを伝えているわけじゃない。


もうわたしに関わらないで、それだけを言いたいだけ。



「やだよ。だって俺はイジメるって言ったじゃん」


「っ…、」



上半身を起こした身体が、トンっと戻された。

ベッドに乗り出すようにして上ってくる先輩はわたしに股がって。


目が笑ってないその笑顔。

わたしが一番に嫌いとするもの。



「そうそう、もっとだよ。苦しい?辛い?俺が嫌い?憎い?ほらもっと出して」


「…さいってい」


「最低?ならこのままもっと最低なことしようか」



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