今は秘書の時間ではありません

翌日…

会議は3時から。
各自提案書を持参し集まってきた。

私も簡単ではあるが作ってきた。

それぞれが面白い意見を持ち寄りとても良い話し合いになった。

旅館のカラーが定まらないとごちゃごちゃしてしまうため方向性を示すことになる。

旅館はまず、外国人や日本人に向け日本のいいところを体験できるイベントを季節ごと開催。日本でしか手持ち花火や流し素麺などはできないだろう。そういったことをすることで日本人にも喜ばれるだろう。
冬も雪のかまくらの中でお酒を飲む…なんて今の日本でもなかなかできない。
それ以外にも江戸時代のようにカゴに乗って離れの部屋は行けたらいい体験なのではないか。

季節ごとのアクティビティを用意し、通年のものと期間限定を使い分ける。

私の言っていたファスティングもこのアクティビティに参加したらいいと思う。

ただ、連泊を目指すためプライベート空間も大切にしていきたい。

みんなの想いが伝わってきていい旅館になりそうだ。