本の話なんかじゃない!!
お父さんがお茶を飲んでからまた上にいく

桃華が安心したようにため息をする

なにも聞いちゃいけない気がして黙々とおいしい麻婆豆腐を食べていた

そこから俺が食べ終わるまで無言だった

「ごめんね、空気悪くしちゃって」

俺が靴を履いていたらそんなことを言った

「えっ大丈夫…だよ桃華こそ大丈夫か?」

桃華は多分と小さな声で言った

「じゃあ、お邪魔しました」

扉を開けて外に出る

もう真っ暗になっていた


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