陽だまり笑顔の君に


「そ、そっか、そーだよね!」


俊くんがハハハと笑って
頭をポリポリ掻く



「私は俊くんがいいならタメ口にします」



「え?あ、全然いーよ?むしろタメ口の方が親近感湧いて嬉しい♪」



「分かった」



私がそう返事すると
心底嬉しそうな顔して
また優しく笑う



彼の笑顔をみてると
何だか別の世界へ
吸い込まれるような気がして



時々、怖くなる。



「それにしても…」



唐突に優亜が訝しげな顔で
羽麻くんを見やる



「な、なんだよ内倉!そんな可愛い目で俺を…///」



ドゴッ



ふざけて優亜の手を握った瞬間
紀田さんの怒りの鉄拳が
俊くんの頭直撃



「俺の優亜に触んじゃねぇ」



そういってキッと睨む。



「いって!冗談なんだから叩くことないだろ!」



「羽麻くん…そんなキャラだったっけ?猫被ってる?」



「こいつあれだよ。青葉さんの前では大人しい自分を演じてカッコつけてんだぜ…プッ」



「お、おい!裕也よけいなこと言うなよ!ち、違うからね?菜々ちゃん!」



打ち合わせそっちのけで
子供みたいな言い合いをする
2人を見ておかしそうに
優亜が笑うーーーーー。



仲いいんだな…3人とも。
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